私は、2ヶ月に一度、エステツアーに行きます。都内のホテルが企画している1泊2日のコースです。お値段はそれなりにしますが、自分へのご褒美です。食事を抜くとお腹が空くというのとは違い、エステを受けなくても別にどうなるものではないので、そういう点が自分にとっての贅沢ポイントです。エステツアーと銘打っているだけあり、ホテルの部屋には、アロマキャンドルやアロマオイル、素敵な香りのするローズティなどのプレゼン
自分へのご褒美にエステツアー... の続きを読む
メテオラを取り巻く環境は激動する。一五世紀、この地を支配したビザンツ帝国は滅亡し、以降一九世紀にかけてオスマン帝国の支配が続く。オスマン帝国はイスラムの国、しかしギリシャ正教徒に改宗を迫ることはなかった。ただ領内ではイスラムについでギリシャ正教徒は第二市民とされ、ギリシャ正教の修道院には重税が課された。正教徒の生活は決して楽ではなく、信者の寄進で成り立つ修道院はいわば吸収合併を繰り返す。それでも信
心に平和があるかぎり... の続きを読む
某宗教団体が岡鉄の団体輸送において上得意だったことのわかるエピソードであるけれども、残念ながら今は、信者の富士宮詣自体が中止され、東京方面から身延線へ直通する団体列車の設定はなくなってしまった。宗教団体は絡まないものの、似た事例はまだある。名古屋方面と松本・長野方面とを結ぶ列車が折り返し運転を余儀なくされた中央本線塩尻駅や、新宿・両国方面対内房・外房方面間の列車が折り返し運転となった総武本線千葉駅
実に気の長い話... の続きを読む
家族の性格のせいか、いつも家族旅行はゆったりとした日程です。観光地を忙しく回るのが苦手なので、いい温泉に入ってのんびりとご飯を食べるのが一番の楽しみです。あちこち、回っていろいろと見るのも悪くはないのですが、帰ってからすごく疲れていました。何のための旅行かわからなくなりました。主婦は帰ったらすぐに主婦の仕事が待っているので、結局ただ疲れたことになっていました。それで、発想を変えて、ともかく心身をリ
ゆったりとした家族旅行... の続きを読む
広い北海道内を結ぶ高速バスとの乗り継ぎきっぷも登場している。世界自然遺産にも指定されている知床(ウトロ)と札幌を結ぶ高速バス「イーグルライナー」(片道八〇〇〇円)とパシフィック・ストーリーを乗り継ぐと、イーグルライナーが五〇〇円割引となり、知床から東京駅までなんと一万七四〇〇円で行けてしまう。知床から札幌まではバス車中泊となるが、それが平気な人なら利用価値大だろう。また、富良野と札幌を結ぶ高速バス
世界自然遺産にも指定されている知床... の続きを読む
鉄道の車窓の魅力をはっきり意識するようになったのは、たしか中学二年生の山陰本線の旅でめった。昭和四八年(一九七三)、春休みだったか夏休みか記憶が定かでないが、叔母が萩・津和野へ旅行するから一緒にどうかと誘われ、従妹を含め三人で行くことになったのである。小学校六年生から「時刻表・地図マニア」でめった私は、叔母の希望する目的地訪問を全うする旅程の設計を任された。ここぞとばかりに自分の好きなように列車の
鉄道の旅の魅力に気づいたきっかけ... の続きを読む
「わたしと旅行するとしたら、どこにいきますか」この質問ができる関係性にある人間に是非試してみてほしい。そして、結果を集計したいものです。この質問には、それまでの経験であり環境の分かち合いに対する相手の考え方を示す要素が含まれているし、相手の希望であり安らぎや気晴らしに対する価値観を探ることができる要素も含まれているからだ。親しい人間でも、言葉ではなかなか伝わりきれない部分というのはよくあるものです
相手を知る質問「家族旅行をするなら」... の続きを読む
長い乗船時間を持てあまさずに、なんとか楽しめないものか。乗客はもちろん、それは運航会社も乗船者に対して苦慮するところだ。その解決方法のひとつとして、船内に漫画喫茶をオープンさせたフェリーが登場した。それは香川県・高松と岡山県・宇野港を結ぶ「宇高国道フェリー」。二〇〇八年一〇月から運航する四隻のうちの「たかまつ丸」(八〇二トン)の客室の一部にリクライニング席一五席と書棚を設置したのだ。山陽新聞による
フェリーに漫画喫茶登場!... の続きを読む
晴れた空そよぐ風♪戦後まもなく大ヒットした「憧れのハワイ航路」の、あまりにも有名な出だしである。実はこの歌詞、ハワイへの船旅の体験からインスピレーションを得たものではない。「憧れのハワイ航路」が生まれた終戦直後とは、ハワイはもちろん、国内旅行さえもままならない時代だった。作詞者は広島県の生まれで、生まれ故郷の港から眺めた大阪〜別府航路の船が海をゆく風景を、当時は夢のまた夢であったハワイへの船旅に重
いま大人気のエリアを大解剖!... の続きを読む
日本周遊フェリーdeクルーズ寄港地に広島を入れたい人にうってつけの航路。松山観光港には西は大分・別府から、東は関西から長距離フェリーがやってくるのでこれらとの乗り継ぎに利用できる。松山観光港を出港直後の島々と穏やかな海がおりなす風景は非常に美しい。両側に芸予諸島を眺め、やがて本州と倉橋島の狭い水路・音戸ノ瀬戸にかかる音戸大橋の下をくぐる。途中寄港地の呉周辺では戦艦大和の一〇分の一模型を展示する「大
短い時間ながら瀬戸内の魅力がギュッと凝縮されたクル... の続きを読む
イギリスのロンドンか。テムズ河の河畔にある「ウェストミンスター宮殿と修道院およびセント・マーガレット聖堂」、「ロンドン塔」、そして世界標準時で知られる「海事都市グリニッジ。さらにロンドン郊外にある「キュー王立植物園」。ここは、正確にはロンドン市内ではなく、サリー州に属しているので、三件とするのが正しいのかもしれない。意外な伏兵は、ベルギーにあった。フランドル地方の水の都、ブルージュである。ここは町
世界遺産登録の意外な伏兵... の続きを読む
格安航空券は世界中にあるのだが、日本ほど正規運賃と格安運賃との価格差が乖離している国は少ない。他の国は格安というよりは「割安」程度だ。日本での価格が乖離する理由は、需要の季節変動が大きく、エアラインが維持しようとしている正式価格と実勢価格との差が埋まらないためである。日本人の海外旅行は、正月、五月のゴールデンウイーク、夏の盆休みに集中する。長期間の休みを取りにくいためだ。旅行者数をシーズンでみてみ
季節格差が大きい日本市場... の続きを読む
「君がみ胸に抱かれて聞くは〜」で始まる蘇州夜曲の舞台、蘇州。長江と大運河が交わる場所であることから古来、水上交通の要衝として栄えてきた。蘇州には今も、幾筋もの運河が町の中を流れていて、かつての賑わいを思い起こすことができる。旧市街地に点在する古典庭園もまた、水をみごとに景色に取りこんでいるのが特徴である。庭園は市中にあり、その用地は決して広くない。そのため、限られた空間をいかに広く見せるかが腕の見
水に親しむ蘇州の庭園... の続きを読む
3人が、小さな穴から、蚊帳のなかに迷い込んだメンバーだった。僕ら3人は、関空の出発ロビーで待ち合わせることにした。セブパシフィック航空のチェックインカウンターの前という約束だった。僕が先に到着し、間もなくA氏が姿を見せたが、T君がなかなか現われない。ここで乗り遅れると、その先の旅が大変なことになる。LCCの航空券にはいくつかの制約があった。そのひとつが、便の変更ができず、その便に乗らなかった場合、
払い戻しができないLCCの航空券... の続きを読む
「満漢全席」についてふれておきたい。満は清朝を打ち立てた満州族、漢は漢民族を示すもので、二つの民族の料理のいいものをごっそり集めたものと考えるとよいが、この満漢全席を皇帝が食べたというのは誤りである。清の宮廷では、満州・山東・潮州(江南)の料理を交代で作るしきたりがあり、皇帝はかわるがわる異なる料理を食していた。実は満漢全席はもともと民間から出てきたもの。清の発展を支えた江南地方、特に揚州の富豪た
「満漢全席」... の続きを読む
ビールの後はワイン。旅先ではオープナーの要らないキャップ式が便利。ちゃんと出掛ける前に京都で調達しておいた。寝酒の用意を怠らないのも、ひとり旅の必須用件である。コルク栓ではなくキャップ式にした方が飲み残して持ち帰る時に重宝するが、未だ一度も飲み残したことが無いので、真価を発揮出来ずにいる。船旅気分を満喫しながらのワインは、殊のほか進み、又今夜もキャップが活用される場面はなかった。外海に出ると、夜は
豪華船から見た風景... の続きを読む
ゲストに限らず、ホテルで働く従業員たちにとっても、ブルー・レター的な存在は必要なことだ。職場での人間関係や労働環境。からには個人的な悩みもあるだろう。悩みや不満があれば、仕事への士気も失せる。大きなホテルともなれば1000人近い従業員を抱えているが、その一人ひとりの声に耳を澄ませ、ベストな解決策を見つけ出すことがホテル側に求められる。そのためには、常に従業員たちとのコミュニケーションを取らなければ
GM不在の状況がホテルにとってベスト... の続きを読む
最近、僕の気に入りは、「ロイヤルパーク汐留タワー」。先の二条件に合致し、かつシングルでも二〇平方メートルという広さが嬉しい。それでいて、ホテルのネット割引や、宿探しサイトからの予約だと一万五〇〇〇円前後から泊まることができるのだ。このホテルだと、翌朝目覚めるまで夢の続きを見られる。また、新幹線で東京に着いてホテルに入るまで、ずっと屋根のあるところを歩くことになり、雨が降っていても傘が要らないのも有
東京のおすすめホテルについて... の続きを読む
イギリスの古い諺に「口笛を吹きたくなったら足許に注意しろ」という言葉があった(ような気がする)。階段で蹟いてトレイをぶちまけないように自重しながら無事に部屋に辿り着いた。ビールにワイン……ひとり船旅は愉しい!さあ、ここからが忙しい。先ずは風呂にお湯を張る。風呂上がりのビールが待ち遠しい。洗面のベイシンに水を入れ缶ビールを泳がせて冷やす。さすが豪華客船、お湯の出る勢いがシティホテル並み、あっという間
特等席で料理を満喫した... の続きを読む
オーストラリアに海外旅行するならどこへ行きますか?普通は、ゴールドコーストやシドニー、ちょっと頑張る人でタスマニアですかね。私は、そのありきたりの場所に飽き、いろいろと調べた結果、バイロンベイ(byronbay)という田舎町に行きました。そこはシドニーなどと違い、3階建て以上の建物がない、サーファーが集う田舎町でした。他に多々ある田舎町とは違い、ここは特別でした。ヒッピーや芸術家が海岸や海岸沿いの
オーストラリアのレアな地域への海外旅行... の続きを読む
フランスへ海外旅行した時のパリの空港での出来事ですが、8泊10日の長いようで短かった旅行も終わり、パリのシャルル・ド・ゴール国際空港へ行きました。ツアーで参加して、そのツアーの人たちともすっかり打ち解けて、短かった旅行の思い出を話しながら、飛行機の荷物チェックの為に列に並んでいたら、私達が並んでいた4つ隣の列で、荷物チェックを受けている白人の中年男性がいました。目を疑ったのは、その中年男性、白ブリ
海外旅行先のパリの空港にて... の続きを読む
ここで沖縄県内におけるリゾート開発の現状についてみてみたいが、そのまえに行政におけるリゾートの位置づけからみておきたい。沖縄県は一九九〇年三月、国民的、国際的リゾート地域の形成を図るため「リゾート沖縄マスタープラン」を策定、これに基づいて「リゾート法」の指定を受けるための「沖縄トロピカルリゾート構想」を一九九〇年中に政府に申請する。沖縄県は一九九〇年度の重点施策に「リゾート地域の開発整備」を基本方
「リゾート沖縄マスタープラン」の策定... の続きを読む
ロンドンに行くと、サボイ・ホテルのすぐ入り口にあるシンプソン・オン・ストランドにロースト・ビーフを食べに行ったり、ウイーラーという生ガキ専門の海鮮料理屋に行くていどで、あとはもっぱら中華料理屋通いである。ある時、ウイーラーでトイレをかりるためにキッチンの脇を通ったら、奥で仕事をしていたのは、ほとんど若い中国人だったのにびっくりしたことがあった。イギリス人の有名店にさえあれだけ中国人が働いているのだ
ロンドンに行く... の続きを読む
二週間分の衣料を一つのトランクに詰め合わせるとすれば、黒や紺の系統と、茶やグリーンの系統を同時に持って行くわけにはいかない。私の場合、紺に統一する時は上から下まで紺とかグレーに揃えるし、茶に統一する時は、洋服もシャツもズボンもすべて茶かグリーンのものばかりにする。従って靴も同系統の色の、それも一足だけで出かける。古い靴を何足も持って歩くのが面倒なせいもあるが、行った先で靴を新しく買う趣味を持ってい
旅先で新しい靴を買う楽しみ... の続きを読む
ほぼ全員が乗り込むと満員電車のような混み具合である。座席はロングシートで窓のほうを向いていないし、車窓も楽しめそうにないので、潔く座るのはあきらめてビデオを持って最後尾に陣どった。オープンデッキには明治風の黒ずくめの衣装を着た車掌が立っている。そこに面しかドアの窓は落としガラスになっているので、あけると爽やかな空気が入ってくるし、眺めもよい。ピョーという甲高い汽笛を鳴らして列車は出発した。ドイツで
愛嬌をふりまく坊ちゃん... の続きを読む
鉄道には近代日本が刻印した〈男性〉性が戦後もなお付与されたことを思えば、この女性の起用は画期的といえた。しかも、外国人が多数利用することを想定して、女性乗務員は英語によるアナウンスを行うようになる。スピードだけの国鉄に対して、東武はソフト面でのサービスを充実させることで、優位を揺るぎないものにしていったのである。その後も東武は特急の増発を重ね、ほぼ三十分から一時間おきに終日特急を走らせるとともに、
女性の起用は画期的... の続きを読む
若いころは、休暇といえばすぐに海外に出ることを考えていて、ボーナスをはたいて世界各国をいろいろと貧乏旅行したものです。英会話教室にも通って、少しでも自分で会話ができるようになんて、夢も大きかったのですが、最近はすっかりそんな意欲も元気ももなくなりました。それよりも、今はまっているのは、国内旅行です。日本には、まだまだ秘境といわれるところがたくさんあるし、車でちょっと足を伸ばす感覚で、毎日の生活から
最近はもっぱら国内旅行です... の続きを読む
車で国内旅行をして、道に迷った時のことです。見渡す限りの田園で、陽が沈み、ほとんど人が通りません。私はまだ幼かったので緊迫感を持つわけではなく、いつものようにぼんやりしていました。マップを見ながら分からない道を進んでいると、ようやく人の姿を見つけました。車を停めて道を尋ねたのですが、よく分かりません。方言が強くて、言っていることが分からないのです。私は幼心に怖い気持ちがわいてきました。どこに進めば
道に迷った車での国内旅行... の続きを読む
厨房に近いテーブルには、上野駅でシャッターをおした、あの子供連れの夫婦の姿も見える。21時40分、車掌のおやすみ放送がはじまった。「富士」とほぼ同じ時刻だが、この食堂車は二三時まで営業するので、「北斗星」の夜は、まだこれからである。ところで、「富士」と「北斗星」には意外な共通項がある。共に下りが「1」、上りが「2」という列車番号を与えられている点だ。時刻表を隅から隅まで見渡してみても、1・2列車は
世間の人にはさっぱりわからない理屈... の続きを読む
クスコ発プーノ行き「アンディアン・エクスプローラー9」に乗車。展望車まで連結したピッカピカの新車である。そしてついに標高4319メートル、定期列車が走るペルー最高地点のラーラヤ峠駅に到着。空気が薄いことは感じられるものの、格別の息苦しさはない。以前よりすこぶる快調だ。この7年間に体力は落ちているはずなのになぜだろう。思い当たることはただ一つ。前は85キロあった体重がダイエットに成功し今では72キロ
クスコ発プーノ行き... の続きを読む
ホテル選びは、「1何人で行くのか2予算は3旅の内容」が、ポイントになる。もし、あなたが一人で「異文化体験」を目的として行くならば、「イバ」は勧められない。出かけようとするたびにホテルの車を頼むのは気持ちの負担だし、ホテルへの帰りはバリの村には白タクしかないから、値段交渉に慣れていないともっと負担だ。夜の踊りを見たあと、ちょっと暗い「イバ」への道を歩くのは、「母親としての私」は心配だ。一人で歩く旅な
ホテル選び... の続きを読む
車内は、満席ではなかった。立川と八王子から乗ってくる人もいるからだろう。年配のいかにもお金持ちそうな夫婦が何組かと、一人で乗ってきたと思われる私のような鉄道ファンが何人かという面白い組合せだ。アラフォー世代と思われる一人旅の女性もいたが、テツ子さんなのだろうか?それぞれの席がゆったりしているので、それほど混んでいるという気がしない。あれこれ物珍しさからチェックしているうちに、列車は静かにホームを離
加速がすこぶるよい「なごみ」... の続きを読む
二号線宮島口行きは、「ぐりーんらいなー」と呼ばれる連節車で、グリーンムーバーのような低床式ではなかった。ステップを上って車内に入ると、かなり混んでいる。すべてロングシートで外を眺めるには不向きなので、真ん中あたりの空席に座るのは遠慮した。立っている人もいるので、前に立たれたら外はほとんど見えなくなるからだ。後部車両の中ほどの出口には車掌が立っているが、その後ろの最後尾に近いあたりに立って去りゆく景
「ぐりーんらいなー」で宮島口ヘ... の続きを読む